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すごい引っ越し屋さん

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タクシーに乗っていてとなりを走ってたトラック。
どう解釈すべきなのか。
プロレスラーが引っ越しの手伝いに来てくれるのだろうか。
それとも「引っ越しは格闘技だ!四角い部屋での真剣勝負だ!」
というコンセプチュアルなパフォーマンスか。
タンスを軽々と持ち上げるところまではいいが
そのままバックドロップとかされたら困る。
階段の上からのひねりを加えた空中殺法も勘弁して欲しい。
マイクパフォーマンスも凶器攻撃もやめろ。
なによりあのブリーフみたいな
パンツ&シューズスタイルだったらお引き取り願いたい。
でもちょっとわくわく。
と思って調べてみたらふつうの引っ越し屋さんでした。
なんだ、つまんねぇの。

ちあきなおみってコンビ名みたい

どーもーちあき★でーす。なおみ△でーす。
★いやーまーしかしねー
 いつものように幕が開いたわけなんですけどもー
 わたくしねー、恋の歌をですねーうたっておりましたらー。
△はぁはぁ、歌っとったんかいなー。
★そしたらなんや知らせが届きよんねんな。
△なんの知らせやねんな。
★いやそれがやねキミ、訃報やねん、これが。
△あらーそれはまたこの度はほんまになんちゅうか。
 で、誰が亡くなりはったん。
★それがあんた、3年前に私が上京しよう言うときに
 引き止めた人やねん。
△あーちょっとイヤやなーそれは。
★しかもワシな、その人駅に残して電車乗ってん。
△うぅわ、最悪やな自分。
★せやろ。そら田舎町の昼下がりに
 教会の前にたたずむっちゅうねん。
△しかも喪服や。辛気くさー。
★祈る言葉も無くしまんがな。
△いやいやちゃんと祈ったれよ。
★せやけどこれから私またステージあんねんもん。
△キミとはやっとれんわ。
★△どーもしつれいしましたー。
※関西弁はテキトーです。

キリンのいる風景

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ここは築地場外市場。
これは何かというと干物などを売る店の看板だ。
何度か通っている路地だがこの日初めて気がついた。
このときは店がもう閉まっていたのだが
前に通りかかった時の記憶ではこの店、
たくさんのワカメやスルメなどと一緒に
タヌキか何かのはく製をいっしょに並べてあった。
ほかにも何体かあった記憶がある。
売り物としてなのか、単なるディスプレイなのか
とにかく「乾きモノ」と言う点では確かにいっしょである。
しかしそんな次元ではないことは
この看板をみれば火を見るよりも明らかである。
本当はハンターになりたかった。
「海のものを干して売るなんて俺はまっぴらだ!」
そう言って家を飛びだした14の春。
「チチキトクスグカエレ」届いた電報。
母は泣きながら父の最後の言葉を告げる。
「康夫、やりたいようにすりゃあいい…」
「かあさん、俺まちがってたよ。俺、この商売を継ぐよ」
しかし大草原でキリンを追う夢だけは捨てきれなかった。
そんな秘められた辛く悲しいストーリーがここにある。
いや、ないですけど。
でもきっと魚より動物が好きなんだと思う。

そういえばずいぶんとしてないね

全日本かくれんぼ協会というのがある。
ネーミングがいい。
もうそれだけで存在意義がある。
協会というからには会長とか理事長とかの
肩書きがあるはずだ。
その人の名前もきっと
かくれんぼ名人にふさわしい名前に違いない。
伊賀忍者の流れを汲んでたりする。
「全日本かくれんぼ協会 会長/猿飛 忍」とか。
かくれんぼという語感から
ほのぼのとしたものを感じるがそんなはずはない。
なにしろ伊賀の流れを汲むのだ。
年に一回、全国からかくれんぼの剛の者が
一同に集う全日本かくれんぼ大会。
名前のユルさとはうらはらに、始まったが最後
野を駆け、山を越え、時には泥水をすすり、獣を喰らい
沼の中や木の上で何日も息を潜め続ける。
参加者はもちろん見るほうも命がけだ。
追手から逃れるための攻防戦が
ギャラリーにとって最大の見どころだ。
かっこいいなぁ。うっとり。
って、そんな事実はどこにもないわけだが。

とろろそばを食べました

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つってもコンビニのやつですが。
とろろ+そばであるから当然とろろが別になっている。
これが真空パックのビニール詰めのシロモノな訳だ。
パスポートサイズに密閉された不定形物体、とろろ。
全国のコンビニに点在するであろうこのとろろパック、
販売元は群馬県、とある。
こいつを量産している工場がどこかにあるわけだ。
朝から晩までとろろを剥く人たち。
朝から晩までとろろを擦る機械たち。
ベルトコンベアーから続々と運ばれてくる真空パック。
トラックへ運び込まれる無数のとろろ。
巨大な機械群が膨大なエネルギーを消費しながら
でもできあがるのは、とろろ。
見学してえー。なんかカユくなってきたけど。

ふるい話題ですが

「死ぬまでにしたい10のこと」って映画があった。
観てないのだが、やはり人それぞれしたいことがあるだろう。
たとえば結婚したいとか、有名人になりたいとか
大金持ちになりたいとか、でも、この映画のテーマは
きっとそういうことじゃないはずだ。
 1.おすし屋さんで「おまかせで」っていう
 2.ヘッドホンかたっぽだけでDJする
 3.美容院で「キムタクにしてください」っていう
 4.オープンカフェでこれ見よがしにモバイルしながら
  「よし、2億買いだ」っていう
 6.白いスーツでドライマティーニをたのむ
 5.おまけにバーテンに「あちらのお客様から」
   っていってもらう
 7.でウインクしながら「君の瞳にカンパイ」っていう
 8.カップルで波打ち際をかけっこして
  「ふふ、つかまえてごらんなさい」「まてー」って
 9.ヨットに乗って「君といつまでも」をギターで弾きがたり
10.世界の中心で、愛をさけぶ
どうです、やってみたいでしょう。
ほんとは1、2以外はどうでもいいです。

モーレツ社員 in 仙台

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燃える営業専用ゴミ袋。
ゴミ捨て場に山と積まれていた。
さすがである。
なんたって燃える営業だから企画書だってばんばん作る。
見積りや請求書もいきおいあまって暴走することもあるから
始末書だってばんばん書く。
だって燃える営業だもん。
ゴミ袋に印刷された文字も当然のように赤。
「○○専用」といえば赤。男のロマンだ。
今日もこの仙台の同じ空の下どこかで営業さんが燃えている。
俺もがんばるよ。勇気をありがとう。
本当は「燃える物/営業ごみ」って書いてあります。

仙台リポート・その1

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ロケ場所のそばにあった
お茶屋さんのような定食屋さんのようなところにて。
ローカルだから物価が安いのはまあわかる。
でもこの安さは尋常ではないかもしれない。
とくにカツの安さはすごい。
カツの厚さは5mmがいちばんバランスがいいって
美味しんぼで読んだような気がするが
このカツはたぶんそんな次元では無いように思う。
・じつは駄菓子屋で売ってるアレ
・じつは豚肉じゃなくて口には出せないものの肉
・ポケットをたたくととんかつが増える
俺ともう一人はすごく食べてみたかったが
同行者の一人が引いてたので確認できず。

ロード・オブ・ザ・ロン毛

だいぶ髪が伸びてきた。
ここまで長くなったのは高校生の時以来だ。
しかし当時のそれは、もうなんというか、
「ごわごわでもさもさでぼーん」という感じだ。
私の髪はそもそもロン毛向きではない。
「太い・堅い・黒い・立ってる・多い・直毛」で
って文字にするといくぶんエロい気がしなくもないが
そういうことではない。
それとこれとは残念ながら別なようである。
えーと、話がそれましたが、そんな我が髪であるが
近年のカラーリング攻勢のせいか、年のせいか
すこしずつ「細く・柔らかく・少なく」なってきたようで
文字にするとこれまたエロい(略
そこで、あこがれのロン毛への道を歩み始めたわけだ。
で、感想。 ラクだなこれ。
立っちゃう髪の毛をムリに押さえなくて良いのだ。
いままで中途半端に伸びた髪と格闘してきた
あの時間はなんだったのか。
そんなコンプレックスとの戦いの歴史が
今閉じられようとしている。
ような気がしないでもない。
次回作、ロード・オブ・ザ・ロン毛「二つの塔」お楽しみに。(うそ)

マクドナルドちょっといいはなし

世の中知らないことがびっくりするほどたくさんある。
たとえばマクドナルドの接客なんかも未知の世界だ。
今となってはいろんな意味で不可能だが
ぜひカウンターで注文を承りたい。
スマイル0円なんて仕事と言うより修行っぽい。
半日でイヤになる自信がある。きっとムリ。
でもやってみたいなぁ。
そういえばマクドナルドにはハンバーガー大学というのがある。
入社すると社員は必ずここへ入るらしい。
つまりマクドナルド全社員の最終学歴はハンバーガー大学卒なのだ。
マクドナルドという社会の中では
たとえ東大卒のアルバイトさんがいたとしても
バーガー大卒が上なはず。
そして、マクドナルドを退社して
次の会社に出す履歴書の学歴欄にも
ハンバーガー大学 卒業と書いてあるはずだ。
そうであって欲しい。あるべき。 �