【デザインってなんだ:01】センスは生まれつき?
さて、大きく振りかぶって、とんでもないテーマで書いてみようかと思います。
大丈夫なんでしょうか(笑)
なんでこんな身の程知らずなことを書こうと思ったかというと
25年間グラフィックデザイナーとしてやってきて思うことを整理しておきたい、というのと
そういう経験談とか失敗や気づきが、誰かのためになったらいいな、というのがきっかけです。
では。
まず、「グラフィックデザイナーやってます」と言った時にすごくよくあるのが
「すごいねー!天性の才能だよねー!私にはセンス無いから無理だーw」というリアクション。
これを言われるたびに申し訳ないような恥ずかしいような
心底「いやいやそんなん後からなんとでもなるんですよ」と思います。
自分は職業柄、センスが無いとは言えませんが(笑)
それが天賦の才だとは思いませんし、そもそも大いばりできるほどのものでもありません。
それに、グラフィックデザインはセンスだけでやるものでもありません。これはまた追い追い。
結論から言うと「センスの90%は後天的な物」だと思います。
あとの10%、これは確かに生まれつきのなにかがあるって人がいます。
ただしその人たちは別次元で本当に凡人の想像を超えてたりするので除外。
また、絵の上手い/下手もあまり重要ではないし、コンピュータの知識も後からどうとでもなります。
手先の器用さは少し必要かも知れませんが必須でもありません。
いちばん大切なのは頭の柔らかさとか自由さ、という気がしています。
あとは向上心。 ※個人の感想です(笑
「センス」というのは非常にあいまいな概念の集合なので、
どうやって手に入れているのかがわかりにくい。
だから先天的な物だということで片付けちゃう。けど、違う、と私は思ってるんですね。
だから私はグラフィックデザイナーになれたし、今も続けられている。んだろうなあ、と。
てなことをちょこちょこと書いていこうと思います。
ご興味わきましたらお付き合い下さい。