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2004年 12月

マリー

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「パンが無いならケーキを食べればいいじゃない」
でおなじみのアントワネット。
貧困にあえぐ民衆の声に対して
食うに困るどころか飽食だった貴族ならではの発言である。
しかし自分の暮らしを振り返っても
「食べるものが無い」と言う意味ではなく
単純にパンが無いと言う状況はよくある。
はたして現代ならアントワネットはなんて言うか。
「あー、パンねえや」
「パンが無いなら買いに行けばいいじゃない」
「えー、出かけるのめんどくさいなぁ」
「めんどくさいなら食べなきゃいいじゃない」
「あ、いや、すいません買いに行きます」
「あれー食パン売り切れかー」
「食パンが無いならバターロールでいいじゃない、
 っていうかケーキでもカレーせんでもいいじゃない」
「うーん、じゃあカレーせんにしようかなぁ」
「あら、ちょっとあんた、もうお昼じゃない」
「あ、ほんとだ」
「もう、マックで食べてっちゃえばいいじゃない」
「そーっすねー」
勢いで書いてみたが「~じゃない」っていってるだけで
ちっともマリー・アントワネットじゃない。
ただのおせっかいなおばちゃんみたいになってしまった。

怒るメガネ

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ちょっと思いついたので。
お笑いコンビのカンニングのメガネの人と
サンボマスターのヴォーカルの人って
キャラがかぶってると思う。
時代は今、説得力のある逆ギレ。
ってことでしょうか。
ミもフタも無いってのは
素晴らしいことだとおもいます。

いまさらなんですが

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新札の樋口一葉の顔はどうだろう。
あまりにものっぺり。そして粘土にへらで掘ったような無表情。
はにわみたいだ。
確かにいわゆる和風美人。
しかしこの凹凸のなさはかわいそうな気がするのだが。
これはリアリズムというより現存する写真資料がなかっただけで
実際はもう少し表情もあったろう。
女性としては非常に不本意なのではないか。
よく女性が写真写りを気にして「えー私こんな顔じゃないー!」とか言うものだが
彼女もきっと口をとがらしていることだろう。
でも、かといって妙にキレイにしすぎると
「これ誰?」ってことになってしまうわけで
自分の死後、お札になる自信のある人は
最大限に写りの良い写真を用意しておくと良いと思う。