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2004年 5月

そういえばずいぶんとしてないね

全日本かくれんぼ協会というのがある。
ネーミングがいい。
もうそれだけで存在意義がある。
協会というからには会長とか理事長とかの
肩書きがあるはずだ。
その人の名前もきっと
かくれんぼ名人にふさわしい名前に違いない。
伊賀忍者の流れを汲んでたりする。
「全日本かくれんぼ協会 会長/猿飛 忍」とか。
かくれんぼという語感から
ほのぼのとしたものを感じるがそんなはずはない。
なにしろ伊賀の流れを汲むのだ。
年に一回、全国からかくれんぼの剛の者が
一同に集う全日本かくれんぼ大会。
名前のユルさとはうらはらに、始まったが最後
野を駆け、山を越え、時には泥水をすすり、獣を喰らい
沼の中や木の上で何日も息を潜め続ける。
参加者はもちろん見るほうも命がけだ。
追手から逃れるための攻防戦が
ギャラリーにとって最大の見どころだ。
かっこいいなぁ。うっとり。
って、そんな事実はどこにもないわけだが。

きょうはなんの日

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5月30日はゴミゼロの日。
全国で17ヶ所の行政がそう定めているらしい。
横浜市ではこの日がゴミゼロの日なのはもちろん
継続的なキャンペーンとして「横浜はG30」とか言っている。
これがツッこみどころ満載なのだ。
まずマスコットだがこれはまあいい。
福岡在住のイラストレーターによるものらしく
設定なども細かくさすがプロの仕事というカンジである。
問題はロゴだ。
市立の小学校4年生が書いたものらしい。
素朴でインパクトもあるしほのぼのとして身近なところがいいんだろうが
コレの影に消えていった幾多のプロ仕事があると思うとちょっと泣けてくる。
だいいちマスコットとの相性が悪いと思うのだがどうか。
そして最大の問題点は「横山“ィイネ!”剣」によるイメージソング。
横浜市にお住まいの方はご存知でしょうが
朝には不似合いなジャジーなテーマに乗せて
横山剣の「ィイネ!」が住宅街に、団地にひびきわたる。
これはいかがなものか。というかこれでゴミが減るのか。
クレイジーケンバンドは好きだが
なんか間違ったところへ向かってないか市長。

ファミレスにて

いろんなところで語り尽くされていることだが
ファミリーレストランで料理が運ばれてくると
「こちらハンバーグになります」とか言うでしょう。
で「なります」って、いつ、何になるんだってハナシだ。
言われたほうは目の前での変化を期待して
何も起こらないからツッこみたくなるわけだが
あれにはもっと深い意味があるのだ。
あなたの目の前にハンバーグが運ばれてきた。
いま目の前にあるハンバーグは本物のハンバーグだ。
しかしそれは「完璧なハンバーグ」だろうか。
いや、そもそも「完璧なハンバーグ」
などというものが存在するだろうか。
答えは「否」である。
つまり
「一応こちらはハンバーグなのですがまだまだ未熟な面も多々ございましてでもいいものを持ってると思うんですこのコは伸びるコなんですこれからですきっと立派なハンバーグになります」
の「なります」なのだ。
って、そんな哲学的な意味があったのか。
「明日は成ろう」で「あすなろ」か。
自分で書いててとんでもないほうへ行ってしまい自分でも驚いた。
いや、酔ってませんよ。

サングラス買い直した

おんなじところで、
おんなじ値段で、
おんなじサングラスを買い直した。
大人だからね。
って、えばってるがほんとの大人は
そんなにしょっちゅうモノをなくさないね。
こどものころ35歳ってもっと大人だと思ってた。
実際はこのていたらくだ。
それを許してくれる社会だ、というのもある。
サングラスを通して見えてくるのは
大人になり切れない僕の姿さ
アイウォンチュー 大人ー らららー♪
ちょっと作詞になってしまいました。

またコンビニネタです

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ヘンなものは試してみたくなる。で、本日の昼食。
ちょっと食欲がなくて何がいいかなーと探していたら
これを見つけた。
発想としてはやきそばパン夏バージョンと言うことであろう。
実際やきそばパンよりは野菜などの食感は良く涼しげだ。
でもなんかムリがあるカンジは否めない。
いわゆる総菜パンというのは
けっこうな実験の場になっていると思うのだが
おいしいものはくっつけてしまえというのが基本姿勢なのだろう。
しかし。
そもそも炭水化物+炭水化物の組み合わせってどうなのよ。
粉+粉と言ってもいい。
やきそばパン、マカロニサンド、お好み焼きパンに、
たこ焼きパンてのもあったな。
どんぶり物は主食+おかずでバランスがとれている。
主食+主食はどこまでいっても主食のまま。
でも考えてみたらうまければ文句はない。
要するにコイツはあんまりおいしくなかったということだ。
物好きな方はぜひ。

とろろそばを食べました

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つってもコンビニのやつですが。
とろろ+そばであるから当然とろろが別になっている。
これが真空パックのビニール詰めのシロモノな訳だ。
パスポートサイズに密閉された不定形物体、とろろ。
全国のコンビニに点在するであろうこのとろろパック、
販売元は群馬県、とある。
こいつを量産している工場がどこかにあるわけだ。
朝から晩までとろろを剥く人たち。
朝から晩までとろろを擦る機械たち。
ベルトコンベアーから続々と運ばれてくる真空パック。
トラックへ運び込まれる無数のとろろ。
巨大な機械群が膨大なエネルギーを消費しながら
でもできあがるのは、とろろ。
見学してえー。なんかカユくなってきたけど。

大江戸線の築地市場駅の構内が魚くさい

大江戸線の築地市場駅はほんとに築地市場の真下だ。
だからといってあれだけ地下深くにある
駅の構内が魚くさいというのはいかがなものか。
あれはひょっとすると
買い物ツアーに来たおばさまたちに対しての演出なのではないか。
あら、ちょっと、やっぱり魚市場だわねこのにおい
とかいってきゃあきゃあ言うおばさま軍団が目に浮かぶ。
ほかの駅でもその土地ならではの演出をしてみてはどうか。
・ホームに餃子の煙がたちこめる宇都宮駅
・ホームをねずみが走り回る京葉線舞浜駅
・階段が落ちる鎌田駅
おあとがよろしいでしょうか。

サングラスをなくしました

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もうほんとに、ありとあらゆるものをなくす。
サイフ、定期、ケータイ、上着、ライター、etc…
酒をのんだ場合はセットで記憶もなくなることが多い。
仕事がらみではポジを無くしたことがある。
印刷用のフィルムなのだが、幸い印刷後だったので事無きを得た。
若いころの話とはいえ、保管しておくべきものをなくすというのは
ビジネスマンとしては致命的だ。
こんなところに書いてしまってだいじょうぶか、俺。
サイフなど何度なくしたことか。
学習能力というものが無い。メモリがだいぶ少ないと思う。
単にだらしないとも言える。
そんな私の強い味方がコイツである。
太いチェ-ンと、がっちりしたフックの頼もしいヤツ。
最近ファッションとして流行っているようだが
私の場合は紛失防止策の一環としての導入である。
ぜひこのままグローバルスタンダードとして根付いて欲しい。
流行らなくなったら正直こまる。
たぶんこれを流行らせた人たちも、わすれんぼうだ。
なんかワイルドな風情のウォレットチェーンだが
みなさん、だまされてはいけませんよ。
これをつけてるヤツの実体はカギっ子小学生とおんなじです。

音楽用語

こんなのをむかし音楽の授業で習ったでしょう。
多様化する現代社会とミュージックシーンにおいて
もはやこれだけの記号では表現しきれない。
もっといろんな表現があっていい。
それが真の表現の自由だ。
・すさみきってやさぐれた調子で
・どうしたの?と声をかけられるほどしょんぼりと
・タクシーの運転手が道を知らなかったときのように
 疲れきってやるせなく
・ホストのように甘くうさんくさく
みなさんも考えてみていただきたい。

微妙にきのうのつづき

びんぼうゆすりって言葉があるだろう。
なんでだ。
たぶんほんとに貧乏な人ってものもロクに食えないわけで
そんな無駄なエネルギーを使っちゃってる場合ではない。
むしろぴくりともせずに
極力動かないようにするのではないか。
あ、それとも寒いときに熱源が無いから
小刻みに動いて暖を取るということか。
じゃあ夏場はどうなんだ。
びんぼうゆすり夏バージョンてどんなだ。
・扇風機もないので手で小刻みに仰ぐ
・水道も止められているので脱水症状でふるえる
・栄養状態が悪く、寒くてふるえる
なんだ、結局ゆすっているのだな。
という結論に達した気になって力ずくで終わることにする。